金曜日は働かないday

決して私のことではありません。
先日、インドネシア人のオフィスワーカーとワークスタイルについて話す機会がありました。
彼女曰く、「インドネシア人は月曜日と金曜日は働かない。その日は仕事が進まないと思っていたほうがいいよ。」とのこと。
月曜日は休日の気分が抜けず、日曜日の延長として考えている人が多いそうです。
日本にも「メランコリックマンデー」なんて言葉があるので、あまり変わらないかもしれませんね。
そこから、火・水・木、と働いて、いざ金曜日。
インドネシア人、特にムスリムの男性にとって金曜日は特別な日。
お昼過ぎに集団で礼拝へ向かいます。
多くの企業で、金曜はお昼休みを長く設定しているそうです。
通常1時間のところ、2時間程度。
さらに、金曜日は多くの企業が「バティックフライデー」を導入しています。
10年ほど前に政府が「もっとバティック着ようぜ!」と旗振りをしたそうです。
バティックは、アジア全域で見ることができる布製品ですが、特にインドネシアでは大切にされています。
フォーマルスタイルとして認められいてるため、オフィスシーンで着てもOK。
さてさて、、私はインドネシア人ではないのでわかりませんが、このバティック、なんとも着ていて気もちが良い。
スーツよりも涼しいですし、Yシャツとは違い裾を出して着るので風通しも良い。
このバティックがリラックスモードを助長しているかどうかはわかりませんが、
金曜の昼はバティックを来た男性陣が一斉にモスクに向かい・・・・午後の始業時間に遅刻どころか、帰ってこない人も珍しくはない、とのことでした。
私が住んでいるアパルトメントの裏側にモスクがあり、偶然金曜日に通りかかったときの写真がこちら。
モスクの前のワルン(屋台)も活況で、軽いお祭り!?的なムード。
写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、みなさん楽しそうに談話していました。
「よう!今週どうだった!?」的な雰囲気で、気分がもう・・・絶対に週末モード。
まぁ、仕事が止まるのは困りますが、金曜はインドネシアの皆さんにとって大切な日であることは間違いありません。
そこは文化を尊重しながらお付き合いしていかねばな、と感じる今日この頃。
人の性格や習慣を変えるのですら難しいのに、文化なんてそうそうと変えられないですから。
今日はそんな金曜日。
さすがにモスクには行きませんが、筆者もバティックでon working。